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はじめてのかたへ

はじめて絵付けに触れる方はまずこちらをお読みください。

チャイナペインティングってご存知ですか?
 


「チャイナペインティング」という言葉は聞いたことがありますか?
中国の絵ではありません。

昔は欧米では中国から磁器を輸入していたため磁器のことをチャイナと呼ぶこともあり、”磁器に絵を描くこと”つまり”チャイナペインティング”という訳です。

他に「ポーセリンアート」とか「上絵付け」とも呼ばれることもあり、簡単に言うと白磁(白い食器など)に思い思いの絵を描いて楽しむ趣味のことです。
絵の具は低鉛耐酸性の食器専用の絵の具を使い、専用の窯で800度前後で焼成するので、市販のものと同様に普段使いの食器として長く使うこともできますし、また飾って楽しむこともできます。

チャイナペインティングはヨーロッパやアメリカなどではだいぶ前からポピュラーな趣味として多くの人に楽しまれてきましたが、日本で一般の人に楽しまれるようになったのはここ10数年くらいのことです。
そもそもは夫の海外赴任や何かで一緒に外国に行った奥様たちが現地の先生に習い日本に持ち帰りましたが、当初はごく限られた階級の方たちの贅沢な趣味とされていたようです。そのうちに大手のスクールが
でき指導者も増え、今では誰でも簡単に始められるようになりました。

私自身、こんな趣味があると知った時にはちょっと驚きでした。
「え、自分で食器に絵が描けるのー?」
やってみると、これがまた面白い。
食器が好きでこの道に入ったという人も多いようですが、私は1つの自己表現の手段として始めたわけです。白いお皿は私のキャンバスでした。

でも、本物のキャンバスに描いた絵はお友達などに「これあげる」なんて贈っても迷惑かも知れませんが、食器だったら差し上げても喜んでもらえますよね。(気に入らなかったら猫ちゃんのえさ入れにでもしていただければいいし)

日本は質の良い白磁や絵の具が簡単に手に入り、いろいろなお道具類を売っているお店もあるので、もっと愛好者が増えても良いと思うのですが、「なんだか難しそう」と思われるかたが多いようです。
絵は好きだけど描けないからダメ、と思っているかた、誰が「描けない」と決めたのでしょうか?
私の記憶する限りでは本当に「描けない」ひとに出会ったことはありません。

こんな高級そうな趣味、欧米のお金持ちの人しかやらないんじゃないの?なんて思われそうですが、ヨーロッパとアメリカ以外でのチャイナペイント愛好家はどれくらいいると思いますか?
なんとブラジルで30万人、メキシコでも15万人いるそうです。それなのにこの豊かなはずの日本ではまだ3万人位しかいません。
ほんと、もったいないな〜。と思ってしまいます。

もし少しでも興味が湧いてきたのなら、思い切って挑戦してみてはいかがでしょう。
自分の描いた作品で食卓やお部屋を演出するなんて、とても素敵なことだと思いませんか?



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